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猫なんかよんでもこない [邦画]

猫なんかよんでもこない  劇場にてcinkuro2.jpg


監督: 山本透
原作:杉作
キャスト:風間俊介 つるの剛 松岡茉優



ボクサーとして崖っぷちの日々を送っていたミツオは、
漫画家の兄が拾ってきた2匹の猫の世話を押しつけられてしまう。
もともと犬派のミツオは嫌々ながらも引き受けるが、
次第に猫のペースにはまっていく。
実話漫画を実写化した映画。



感想
とにかく二匹の猫たちがかわいくて
最後までひたすらかわいいんだけど
涙なくして観られない場面も・・・

でも、猫が嫌いだったミツオがだんだんはまっていく様子が
あるある~って感じで、猫を飼ってたら絶対うなづくような
やんちゃでかわいい猫たちの行動が
なんとも愛らしくてステキな映画でした。

ネタバレ↓  ↓   ↓



メスとオスの二匹なんだけど、オスのほうは気が弱い感じ。
ボクサーとしての夢を絶たれたミツオは
そんなオスのクロがもどかしく
ボスになってこい、とけしかけます。
だんだん外に出て行くようになり
ある日、クロを探していると
公園で ウメさんという女性と出会います。

そこで、猫は外に出さないほうがいい、避妊、去勢手術をしたほうがいいと
アドバイスをもらうのですが
ボスにしたくて メスのチンは避妊したものの
クロには手術は施さず外に出します。

怪我をおって帰ってくることもシバシバだけど
やがてクロはボスに成り上がります。


が、その代償は大きく
猫エイズに感染してしまうのです。

気づいたときにはもうすでに免疫不全になっていて
死を待つのみでした・・・

ミツオは自分を責めますが
食べて行くために朝から夜まで働いた結果
疲れがピークになり
病気のため粗相をしてしまったクロに大声をあげてしまいます。

そしてハッとなり

「ごめん、ごめん、俺が悪いのに・・・」と
クロを抱きしめて大泣きするミツオ・・・

「死なないで、クロ・・・」って号泣するの。
もうね、その場面、家だったら確実に嗚咽あげて泣いてたわ。
映画館だから我慢したけど、喉が痛くて辛かったわ。


やがて、ミツオに撫でられて息を引き取るクロ・・・
後悔してもしきれないミツオはまた何もかもやる気をなくして
廃人のようになってしまうんだけど
チンが癒してくれて
ふと、クロがいつも寝ていた場所を見るとチンがそこにいて。

そうだ、猫がいる日常を漫画にしよう、ってひらめきます。

泣きながら漫画を描き、編集部に送ったあと
陽だまりの中、チンといっしょにお昼寝している姿に
またまたほっこり、とっても優しい気持ちになれました。

これはDVDが出たら買ってしまいそうなぐらい
本当にステキな映画でした。

また、風間くんだからこそ優しい映画になったのかなあとも。
クロが死んでしまうシーンは悲しくて嫌だったけど
本当にいい映画だったと思う。


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